卵とオレンジの日々。 忍者ブログ
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HN:
汐音 凛
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性別:
女性
趣味:
観劇・扮装・食い倒れ・旅
自己紹介:
宝塚ファンまっしぐら。
バカまっしぐら。

宝塚を愛し過ぎてうっかり扮装(笑)衣装から何から全て手作りですよ〜
バカですv

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2006/11/15 (Wed)
前日からずーーーーーーっとスカイステージはわたるさん特集。それを黙々と見る。
当日着ようと思っていたワンピースが全然出来上がらなくて、自分で思い描いていたものとは大分違うものになってしまった。チクチクチクチモチーフを付けながら、気がついたら寝ていた。

手作りワンピース(ポラリス仕様)

当日、大分寒い
風も強い。
日比谷にはすでに沢山の人が集まっていて、午前中から夜の出待ちまでひたすら待機している人たちもいて、「最後の日なのだなぁ」と思い知る。

日比谷公会堂ですごく目立つ位置に突っ立っていたヒイラギさんと合流。実は運動会ぶり。(2年ぶり)相変わらずのテンションでかましながらもシャンテで昼食を調達して会場入り。

「愛するには短すぎる」
最後だ。本当に最後だ。
いつものごとく、オープニングのトウコちゃんの歌声からして泣く。
わたるさんとトウコちゃんが一緒にお芝居するのもコレで最後。2人のやり取りはいつも以上に熱く感じた。

お芝居が佳境に入ってわたるさんととなみの最後の夜。
もう、現実と芝居が重なりすぎて切なくて寂しくて
胸が引き裂かれそうだった。
わたるさんが帽子を目深にかぶり、去っていくラスト。
本当に本当に男の中の男だと思った

幕間、泣きすぎてすぐ立てない。
横にいるヒイラギさんも同じ状況。
自分と同じくらい泣いている人がいると妙に安心する(笑)

ショー。
わたるさんごしに映るトウコちゃん。
わたるさんごしに映るレオン。
すごく熱く、すごく切なくわたるさんを見つめていた。
わたるさんはいつもどおりの笑顔だったけど、時折胸が詰まったような苦しい表情をしてこちらも涙が止まらない。

楽しくてテンポのよいショーなのであっという間に時間が過ぎてしまう。
♪恋する男はドンキホーテの場面では、今回で退団のふありちゃんとひよりちゃんにしーちゃん・すずみんから薔薇のプレゼント。この後、大変なんだから無駄に泣かせないでくれ!(笑)

そして惜別
何度も何度も見た、大好きなシーン。

この世の全てが灰になる中、
仲間達との楽しい思い出は夜空に輝く星になるという。
その夜空に輝く星はポラリス。北極星。
大きく、明るく、みんなを導き助け励ます星。
その星に導かれ、今星組みは新たな1歩へ歩みだす。
永遠にその星を忘れることは無い。
その星は星組の中で生き続けるのだから。


どうにもならないほど、号泣
ちゃんと見たいのに。ちゃんと目に焼き付けたいのに。
1人1人と確かめ合うように踊るわたるさんを見たら
色々な思い出が走馬灯のように蘇ってきて。
横のヒイラギさんもえらいこっちゃになっていた(笑)

トウコちゃんの♪All by myself
歌いきったことに拍手。
本人、何度も胸詰まって苦しそうな顔をしていた。
大事な同期のエンディ。
エンディはソロの1フレーズを大切にトウコちゃんに向けて歌っていた。
もちろん客席の私は泣きすぎて一杯一杯。

燕尾のボレロ。
そしてデュエット。
わたるさんはとなみのこと本当に本当に可愛がっていたんだね。愛しむ様に、暖かく愛が溢れるデュエットでリフトはいつもより余計に回っておりました☆
後から聞いた話によると、リフトからとなみを降ろしたときにわたるさんがそっととなみに「ありがとう」と言ったそうな。
だぁ~~~!!

フィナーレの階段折の頃には真っ白な灰状態で、
一生懸命手拍子するのが精一杯でした。

そして、サヨナラショー。
構成は大劇場と一緒です。
ソーラン節は勢いがあって好き!
わたるさんの後ろで熱苦しく踊るレオンが熱すぎて素敵(笑)
そして、なによりもラダメス
やっぱりどうにもこうにもラダメス!!
たとえ、早替えが間に合わなくて衣装が多少ゆがんでいても
ラダメス見ただけで号泣。(それにより、コンタクト喪失)
アイーダとの♪月の満ちる頃。
アイーダが銀橋を走る様が余りにも男前だったけど
エチオピアの野生児だからよし(笑)
この2人のカップルが、見られるだけで幸せ。
それにしてもわたるさん、男役最後のデュエットの相手に
アイーダトウコちゃんを選ぶなんて…もう!(喜)

そんな幸せ感一杯で、サヨナラショーは終了。

最後の挨拶。
ひよりちゃんとふありちゃんはとても可愛かった。
しのぶ紫さんは寿らしい。
エンディの挨拶は長かったけど、何度も何度も「同期のトウコがいてくれて本当に良かった」と言っていて客席の涙を誘った。

わたるさんは清々しく、同期のお花は伊織ちゃんが来てくれて
挨拶はすごくさわやかだった。
最後の挨拶でも、となみを気遣い雪に移動になるとなみをよろしくと言っていた。

「この退団公演は思っていた以上に寂しく、
 けれど、たくさんの幸福を与えていただきました。
 心からありがとうございました」


さようなら。
さようなら。
この星組がある限りあなたの面影はいつもココにあります。
あなたが去ったこの星組を、あなたの残した沢山の思い出とともに大切な仲間達が引き継いで行きます。

最後のパレード、寒い中待って素敵な笑顔を見送った。
もう、涙は出ない。

本当に本当に素敵な時をありがとう。



正直、わたるさんがこんなに素敵なトップになるなんて夢にも思っていなかった。
私が宝塚を見始めた頃のわたるさんは、なんとなく垢な抜けなくて、何かに秀でているわけでもなく、ただデカくて無駄に目立っていた。その頃の印象に残っている役と言えば「誠の群像」の黒田と「魅惑」のペガサス。黒田はそのヌボォーーっとした雰囲気が妙にマッチしていた。ペガサスはあまりのユメユメしい雰囲気と衣装の中、バタバタと動く姿が忘れられない・
その後に見た「夜明けの天使達」では、なんとなく辛気臭い若者を地味に演じていた。
宙組が出来て一番最初のポスターでトップ3人の下、ロケットの衣装でセンターに立った姿を見てびびったり、「エリザベート」のルキーニで「…。」ソーラン節で「おぉ?ちょっとスターに?!」と思いきや「カステルミラージュ」で「………。」
それからしばらく、私は宝塚を見なくなっていた。

それから数年、宝塚に戻って来た私に突然の電話。

「わたる君がトップになってしまった!もう終わりだ…」

ヒイラギさんからの電話だった。
当時、新専科制度であちこちをたらいまわしにされ
あげく、いきなりトップが決まった。
わたしもヒイラギさんも絶対1作で退団だと思っていた。

それが、こんなにも長い間作品に恵まれ
仲間に恵まれ、みんなに愛されるトップさんになった。

私の中では「王家に捧ぐ歌」のラダメスは衝撃だった。
あのわたるさんが立派にトップになるなんて。
感無量だった。
良い組になると思った。そして良い組になった。

宝塚の良いところは、1人のスターが成長する過程を楽しむことが出来ることだ。
小さな原石がキラキラ輝く宝石になるまで、
時には挫ける事があっても、それを見守っていけること。
そんな素晴らしさをわたるさんは教えてくれた。
ずっと見てきたわたるさんが、大きな星になって煌き
そして、去っていった。

これこそが宝塚なのだ。

私に宝塚の素晴らしさ、楽しさ、暖かさを再び与えてくれた。
本当に本当にありがとう。
あなたからもらったものは一生忘れません。

素晴らしい明日が、あなたの前に開きますように!
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